ホームページの成果とは何でしょうか。
成果を得るためには何をすれば良いのでしょうか。
ホームページは宣伝媒体として、本当にコストが安いのでしょうか。
ホームページを作成する前に、作成したが成果が出なくて途方に暮れた時に、既に諦めた場合などに、もう1度考えるきっかけになれれば幸いです。
と分類できると思います。
アクセス数とは、ホームページを閲覧する人数や、閲覧するページ数を指します。
ビジネスのホームページであれば、アクセス数は見込み客数という事になり、その中から「成約(問合せ)」が発生します。見込み客数という分母を大きくすることで、成約数の増加が期待できます。
一方で、アクセス数そのものが成果ということもあるでしょう。情報配信系のホームページ、アート系など自らの作品を発表する目的のホームページ、などはこれに該当します。
多くのビジネス系ホームページの最終目的です。
ビジネスによって、問合せやオンライン決済など、成約の形態は異なります。電話の問合せや店舗への訪問など、カウントしづらいケースもあります。
成約数は基本的にアクセス数(見込み客数)の中に含まれます。アクセス数を増やすか、成約率を上げる事で成約数を伸ばせます。
ホームページは、特定のメンバー間でのやり取りを目的としたり、日記や備忘録であったり、ステータスシンボルであったりと、多様な種類が存在し、自由に選ぶことができます。
アクセス数や成約数という目に見える数だけがゴールとは限らないことがホームページの面白いところです。
このような使い方は、看板やチラシなど他の広告媒体ではあり得ません。「ホームページの使い方の1つが広告」だと言えます。
主要なアクセス元として、次の4つが挙げられます。
この中で、直接アクセスというのは、既にホームページを知っている人の再訪や、名刺やパンフレットなどに印刷したホームページアドレスからの流入を意味しています。
広告は、検索エンジンが運営するキーワード広告が主であり、加えてポータルサイトなどが運営するバナー広告があります。
他サイトは、FacebookやTwitterなどのSNS、ブログ、掲示板、ブックマークサービス、情報サイト、知人や所属団体などのホームページなどに貼られたリンクからの訪問です。
4つのアクセスの割合はホームページによって異なります。利用していなければ「広告」は0になります。
この中で、対策のしやすさ、効果の大きさなどを勘案した場合、我々が手を出しやすい主だった対策として次の2つが挙げられます。
ここで言う労力とは、主にコンテンツの充実化とリンクの獲得です。これらの詳細については「ゼロからのホームページ宣伝術」をご参照ください。
コンテンツを充実化することで、再訪数(直接アクセス)を増やしたり、リンクを獲得できたり、SNS等の他サイトからのアクセスが増えたりと副次的な波及が期待できます。
「アクセス数を増やす」という視点でも、コンテンツの充実化が最重要ポイントの1つであると言えます。
尚、コンテンツの充実化は多大な労力と時間を要するため、継続して粘り強く対策する必要があります。コンテンツ充実化のヒントは「コンテンツの引き出し・アイデア」をご参考ください。
成約数・問合せ数を増やすには
の2つの対策が挙げられます。
成約率は、ホームページ内部の改善によって上昇できる可能性があります。この点で、アクセス数アップに比べると対策が取りやすいと言えます。
ホームページの訪問者の立場から考えた際、成約に至るためには
という2つのポイントが重要です。これを更に掘り下げると、
といったことが重要となります。
運営者情報や価格などの基本的な情報の記載漏れがないかもう1度チェックをしてみましょう。
運営者情報として、店長などの顔写真とあいさつのコメントや、店舗があるならばその写真などがあれば、更に信頼感を与えることが可能です。
デザインは信頼性に寄与します。ある程度の質が確保されたデザインは重要です。これはまめわざを利用することで確保できるはずです。まめわざでは、この部分を十分に補佐できるように努力しています。
最後に、ここでもコンテンツの充実化が挙げられます。専門性を含んだ豊富な情報があれば、運営者に対する信頼感が増します。
ホームページへの再訪数を増やすためには、もう1度見たいホームページを作ることが重要です。
ブログなどでの日々の情報配信、定期的なキャンペーンなどで再訪を促せます。
一方、掲示板などお客様との接点を用意し、訪問者をプレイヤーとして抱き込む方法もあります。
再成約数は、主に皆様の商品・サービスの満足度に依存します。もう1度お世話になりたい、と思える商品づくりが必要です。
一方、ホームページにもできることは少しだけあります。それは、ホームページによる誇張で、満足感を損なわないことです。
例えば写真で行き過ぎた取捨選択をした結果、過度に期待値を上げ、不当に満足感を損なう可能性があります。
ネット上のクチコミでは「写真と違う」という意見が良く見られます。ありのままを伝えることで、これが「思ったより良かった」となる場合もあるのです。
ホームページのサーバー代が月額2,000円と聞くと、宣伝媒体として安いと感じる方がいると思います。
しかし、上記で説明したとおり、アクセス数や成約数を上昇させるためには、かなりの労力が必要です。労力をコストとして算入すれば、他の宣伝媒体よりも高くつくこともあります。
よって「予算はないが労力をかける時間・情熱はある」というスタートアップのビジネスにとっては条件の合った広告媒体だと言えます。
労力を要するコンテンツの充実化やリンクの獲得は蓄積される利点があります。
つまり、要する労力は蓄積に反比例して減少します。他の広告媒体と比較をした場合、労力を含む総コストで短期的には劣っていても、長期的には逆転する可能性があります。
はじめに予算をかけ「立派なホームページを作る」ことで、上で説明したように「成約率の向上」が期待できます。
キーワード広告からのアクセス獲得をすれば、予算依存型で一定の成約が得られる可能性があります。
一方、予算がかけられない場合は、まめわざのようなホームページ自作ツールを使って等身大からスタートし、コンテンツを充実させて検索エンジンからのアクセスアップを図る戦法が採れます。前述の予算依存型に対し、労力依存型と言えます。
このように、はじめにお金をかけることでロケットスタートがきれる可能性があり、十分なメリットがあります。
一方で、はじめにお金がかけられなくても、小さくはじめて大きく育てることで、追いつき追い越すことができるので悲観する必要はありません。
ここまで、ホームページの成果の多くは労力に依存することを説明してきました。労力をかけないということは大きな不利となり、避けるべき状況です。
労力をかけることができない理由は様々ですが、原因がシステムにある場合は、皆様の努力ではどうすることもできません。ホームページを自ら更新できる土台がなければ、労力をかけたくてもかけることはできません。ホームページを作成する際、ホームページを自ら更新できるかどうかは極めて重要な判断基準です。
外注する際は、この点の確認を怠らないようにしましょう。
まめわざは、自らホームページを更新できるシステムです。労力をかけてホームページを育てるための土台となるシステムです。ホームページを新しく作成される際は、ぜひ1つの選択肢としてご検討ください。
以上を、相関関係に主眼をおいてまとめてみます。