文章が意図しない場所で折り返される、というお問合せをいただくことがあります。
実は、ホームページでは文章の折返しを制御することはできません。ここではその理由や改行との違いなどを説明します。
様々な画面サイズ・文字サイズで閲覧できるのが、パンフレットなどの紙媒体とは異なるホームページの特徴・メリットです。
画面サイズが変われば文章領域の横幅が変動し、文字サイズが変われば1行あたりの文字数が変動します。よって、画面サイズ・文字サイズが異なると、折返しの位置が変わります。
画面サイズ・文字サイズなど、折り返し位置の変動要因を以下にまとめます。
折返しと改行は以下のように異なります。
折返し位置は制御できませんが、改行位置は指定が可能です。
次図のように折返し位置を制御する目的で改行を使うことも可能です。
それでも文字サイズ・画面サイズが異なると、次図のように意図しない折返しが発生する場合があります。
改行で制御できる折返しは一部の環境(文字サイズ・画面サイズ)に限られますので、やはり折返しは制御できないと言えます。
改行を入れない方が、次図のように様々な文字サイズ・画面サイズでも読みやすい場合があります。
様々な画面サイズ・文字サイズでの読みやすさを重視するならば、折返しの制御を目的とした改行は避けたほうが無難です。
日常的にスマホ・パソコンを利用する我々は、折返しが制御されていない文章を実は頻繁に目にしています。
閲覧者では気にならないのに、文章の作者・ホームページ管理者の立場では気になる、ことはあるあると言えるでしょう。
整えることで反って乱れてしまう上記の改行の皮肉な例を反面教師に、過度に気にしないことをおすすめします。
スペース(空文字)を入れて擬似的に左右中央揃えをするケースが多々ありますが、スペースは文字の一種のため、文字サイズ・画面サイズの変化の影響を受けます。
そのため、次図のように意図しない折返しが発生し、読みづらくなってしまいます。
まめわざでは、部分装飾(文章の一部を装飾する機能)や、クリック装飾・装飾機能により、左右中央揃えが可能です。
この方法であれば、文字サイズ・画面サイズの影響を受けないのでおすすめです。