文字の装飾機能をリニューアル

文字列の一部の色・サイズを変えたり、リンク化出来る「文字の装飾」機能をリニューアルしました。
4月にスマホ対応した同機能ですが、今回は設定項目を増やして自由度アップ。奇しくも平成から令和へと時代を跨いでの更新となりました。

新しい文字の装飾の特徴

利用例

吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がしてまるで薬缶だ。
夏目漱石「吾輩は猫である」の一部抜粋

利用例の解説

  • 新設した「左右中央揃え」で、文頭のように簡易的な見出しとして、文末の署名・参照・注意書き等として利用できます。
  • 強調するための下線はバリエーションが豊富になりました。
  • 囲み線やタグなど強調表現が増えました。
  • ブロックの装飾と同じ「文字の飾り」で影や立体感を演出できます。
  • 色の選択肢は16,777,216色と膨大になりました。

装飾項目・リニューアル前後での比較

後(現在)
リンク

太字

打ち消し線


下線5色
16,777,216色×5種類
直線ギザギザ線二重線手書き線点線
蛍光ペン
6色16,777,216色
圏点

文字色
14色
16,777,216色
文字サイズ
5種類
(1.5・2・2.5・3・4倍)
0.8~10倍まで93種類
文字の飾り(影など)×22種類
字間×
行間×
字体
×
左右中央揃え×
囲み線
×16,777,216色×2種類
丸囲み線四角囲み線
タグ
×16,777,216色×2種類
タグ丸タグ

その他の更新箇所

編集機能の背景色・文字色

文章を編集する際の入力欄は、これまでの白背景・黒文字から、実際の背景色・文字色に変更しました。
バリエーションが増えた文字装飾を、編集中に確認できるので、調整が容易になりました。

また、プレビューの背景色も実際の背景色・文字色に変更したので、文字装飾の選択が容易です。

利用中の装飾を選んでセット

同ページ内で利用している文字装飾を選んで適用できるようになりました。

ただし別ページで利用中の文字装飾は選択肢となりません。文字装飾を含む文字列のコピー・ペーストで別ページから複製することは可能です。

縦書きにも

すべての文字装飾は、縦書きでも利用可能です。
今回は縦書き用に一部を調整しており、更に使いやすくなりました。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
夏目漱石「吾輩は猫である」の一部抜粋

使い方

文字の装飾をはじめる

見出し・文章・箇条書き・テーブルなどのブロックを編集中に、入力欄の文章の一部をマウスで選択して右クリックをすると「文字の装飾」ウィンドウが表示され、部分文字の装飾やリンクの設置ができます。

スマホでは、入力欄を1秒間長押しすると「文字装飾」ボタンが表示されます(PCでも可)。
文字装飾を適用する文字列を選択してからボタンを押すと実行できます。

「文字の装飾」ウィンドウでは、装飾項目を設定します。
変更後の文字は上(縦書きの場合は左)の「プレビュー」欄で確認ができます。「リセット」をクリックするとすべての装飾がリセットされます。
部分文字の装飾終了後は、下部の「装飾を適用」をクリックして装飾を反映させるか、「キャンセル」ボタンで装飾を破棄します。

2019/5/20