モバイル・ファースト・インデックスがスタート

この度まめわざの多くのホームページがモバイル・ファースト・インデックスの対象になりました。
ここではモバイル・ファースト・インデックスとは何か、どんな影響があるかについて説明します。

モバイル・ファースト・インデックスとは

近年のスマートフォンの利用者増加により、パソコンからのホームページ訪問者数に、スマホからの訪問者数が勝る逆転現象が起きています。
この逆転現象は世界で起こっていますが、時期は国によって異なります。
日本では、総務省の「通信利用動向調査」において2017年(平成29年)に逆転したことが見て取れます。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/180525_1.pdf

現在のホームページ訪問者の主役はスマホ利用者であると言えます。
Googleはこの傾向に検索エンジンを合致させるべく、「主:パソコン⇔従:スマホ」であった主従関係を「主:スマホ⇔従:パソコン」と逆転させることを発表し開発を行ってきました。
これがモバイル・ファースト・インデックス(以下MFI)です。小池都知事の「都民ファースト」と同じファーストの使い方で、モバイルを優先させるという意味合いです。

2018年5月にMFIの導入がスタートしましたが、すべてのホームページへの一斉適用ではなく、対象ホームページを限定して適用されています。
2018年9月になってその適用範囲が広がり、まめわざで作成された多くのホームページが対象となりました。

MFIの検索順位への影響

MFIが影響を及ぼすのは、検索順位の計算式そのものではなく、計算の「対象」です。
これまではパソコン向けホームページで順位計算を行っていた分析対象が、スマホ向けホームページに変更されます。
つまり、MFIの影響を受けるのは次のようなホームページです。

  • スマホ向けホームページとパソコン向けホームページの中身が違う
  • スマホ向けホームページがない

MFIは「ホームページをスマホ対応させたから順位が上がる」のではなく「スマホ非対応で順位が下る」「スマホ用ホームページの中身が貧弱で順位が下る」という、どちらかというと引き算的な効果と見るとわかりやすそうです。
よって順位が上がった場合は、ライバルがMFIの影響で順位を落とした結果として、棚ぼた的に順位アップしていると見ることができそうです。

ここ数日、まめわざのユーザーの皆様のホームページのアクセス数がやや上昇傾向にありますが、まさにこの効果と推定できます。

まめわざのMFI対策

まめわざは、パソコン向けホームページとスマホ向けホームページの中身が同一なレスポンシブ・ウェブ・デザイン(以下RWD)を採用しています。
RWDはMFIに最も親和性の高いスマホ対策の1つであり、Googleの中の人がTwitterなどで推奨する発言をしています。
まめわざで作成したホームページはMFIに不利がなく、ライバルの順位ダウンによる間接的に順位アップの可能性が期待できます。

まめわざユーザーの皆様がやるべきSEO

MFIは検索エンジン対策(SEO)の1つと見ることができます。
昨今のSEOの主柱は「ページ内容の充実化」です。また、「リンク獲得」という支柱があります。
一方で、MFIやhttps化などのSEOは、2つの柱に比べると重要度が大きく下がります。
こうしたその他のSEOの多くは、まめわざが自動で行っています。今回のMFI対策も、前述のRWD対応によって済んでいます。
ですから、そのような小事に気を使わず、主柱である「ページ内容の充実化」に力を注ぐことが重要であり効率的です。

2018/9/21