不動産物件のCSVインポート機能

不動産物件のデータをCSVファイルから一括登録する機能を追加しました。
機能と使い方について説明します。

機能と使い方

CSVについて

CSVはエクセルのような表(テーブル)型の仕様(ルール)です。ファイルの種類もCSVと呼ばれます。
様々なサービスで、主にデータのやり取りの際のデータ型(フォーマット)として利用されます。

不動産物件のデータは表型のデータとして扱いやすく、CSVでやり取りするのに適しています。
実際にレインズ(不動産流通機構のネットワーク)でCSVのエスポートが可能でした。

一方、物件データの分け方・様式・項目名などは統一されておらず、共通仕様などもありません。

まめわざのCSV読込(一括登録)機能

まめわざでは、CSVで読み込んだ様々な物件データを、まめわざの項目と紐付けして一括登録が可能です。
紐付け操作はシンプルな上、紐付けルールが保存される学習型なので省力化が期待できます。

使い方

物件管理機能を利用していると、まめわざの管理トップページの上部に「物件データベースを編集」欄が表示されます。
ここの「編集」を押して、上部に表示される「+読込」ボタンからCSVをアップロードします。

CSVを読み込むと、1行目にまめわざの項目、2列目に選択欄、3列目以降に読み込んだデータが表示されます。
2行目の選択欄では、CSVの項目(1行目の見出し行の内容)が選べます。これにより1行目のまめわざの項目と2行目のCSVの項目を紐付けします。「+追加」から複数項目を紐付けることも可能です。

読込用のウィンドウの最下部の「登録」を押すと、「読込対象」をチェックした物件が「物件を追加」欄に表示されます。
ここでも各項目を押して、または編集ボタンを押して内容を修正できます。
最後に右上の「保存」ボタンを押すと物件が追加されます。

CSVの仕様とエクセルでデータを作成する際の注意点

文字エンコーディングShift JIS必須
フィールドの囲いダブルクォーテーション推奨
フィールドの区切りカンマ区切り必須
行の区切り改行区切り必須
1行目見出し行必須

エクセルで作成したデータをCSV形式で保存した場合、セルに含まれる改行は無効化されません。そのため、意図しないところで「行の区切り」が発生し、正しく読み込めません。
予め改行をスペースなどに置き換えるか、CSV形式で保存した後にテキストエディタなどで手を加える必要があります。

開発背景~レインズのCSV出力の廃止

まめわざでは、2019年1月にレインズのCSVの読込機能を実装しました。
無料プランでも使える機能で、これまで多くの利用者の方にご利用をいただきました。
しかしながら、レインズのCSV出力機能が2021年1月に廃止され、本機能の利用機会がなくなってしまいました。

他方、まめわざの読込機能は、利用者が多い東日本レインズのデータを基に開発しましたが、近畿・西日本など他のエリアのレインズではデータ型が異なって利用できませんでした。
以上の理由から、あらゆるCSVを読み込める汎用性の高い機能を開発し、今回のご提供となりました。

東日本レインズCSVの読込について

CSV読み込み時、「読込」ボタンの横の「CSV」を「東日本レインズCSV」に変えることで依然として読込が可能です。