Facebookの連動投稿方法が変わりました

8月2日にFacebookの大きな仕様変更があり、Facebookの連動投稿についてのルールが変わりましたので、注意点や経緯を含めここで説明します。

Facebookの連動投稿方法

まめわざで作成したページやブログ記事の内容の一部とリンクをFacebookに連動投稿する機能があります。
Facebookで記事を書く手間を省けるので便利です。

使い方1)事前準備

まずは、Facebookアカウントでログインを可能にする事前準備が必要です(1度設定すれば毎度実行する必要はありません)。
右上の三本線アイコンの「ログイン設定」からログイン設定ページに移動します。
「Facebookアカウントでログイン」欄の「設定」ボタンから連動を許可し、最後に下部の「保存」を押します。

使い方2)投稿

Facebookアカウントでログインが可能になると、管理トップページの上部に「Facebookへ投稿」欄が表示されます。

「▼」で入力欄を開き、「Facebookでログイン」からログインを実行します(初回はFacebookページへの投稿を許可する必要があります)。
ログインするとログインボタンの場所にFacebookページの選択欄が表示されます。そこで投稿するFacebookページを選びます。
「次に対象ページから投稿内容を自動設定」から投稿するページを選択し、本文とリンクを自動でセットします。
必要に応じて本文・リンクを追加編集できます。また、自動設定をせずに手入力も可能です。
投稿準備が完了したら「投稿する」を押します。

Facebookページがない場合は、投稿対象がないため投稿できません(Facebookの個人ページには仕様上、投稿できません)。

変更点

  • これまでは、各ページ内容の作成の下部で「▼ページ名などの設定」を押した際に表示される「Facebook」欄から同時投稿が可能でした。
    今後は、上で説明した管理トップページの「Facebookへ投稿」欄から投稿が可能です。
  • これまでは、Facebookの個人用のページにも連動投稿が可能でしたが、Facebook側の仕様変更により不可能となりました。
    今後は、連動投稿の対象はFacebookページに限られます。

Facebookページを作る

Facebookの基本アカウントは個人向けです。法人・団体向けは「Facebookページ」です。

Facebookページは、Facebookの個人アカウントがあれば作成可能です。
Facebookページの作成方法は以下のFacebook公式ヘルプをご参考ください。
https://www.facebook.com/help/iphone-app/104002523024878

Facebookの個人用アカントの姓名を団体名に変えて運用されている場合でも、Facebookのシステム上は個人アカウントのため、連動投稿はできません。

Facebookの仕様変更の背景

Facebookから大量の個人情報が流出し、大統領選で利用されたとして大きな問題となったのが2018年3月です。
Facebook側がFacebookアプリに個人情報の利用を許可し、それが不正に流用されたのが原因です。
個人情報の取扱がずさんだと指摘されたFacebook側は、アプリに対する管理体制を強化しました。
アプリに許可する権限を制限し、アプリの目的と提供者を審査しています。
まめわざもこれに影響を受け、投稿方法の見直しを行い、アプリの再審査を受けるに至りました。
大統領選のスキャンダルの火の粉が太平洋を越えて日本にも降りかかるのは、まさにグローバルという感じで感慨深いです。

(技術者向け)Facebookのアプリ審査について

まめわざは2015年4月にスタートしましたが、その1ヶ月後の5月にFacebookアプリの審査についての記事を書きました。
現在は、Facebookがアプリの管理体制を強化したことにより、アップロード型の動画が必須になり、ビジネス認証が必要となりました。
一方で、審査グループが大きくなったのか、待ち時間は多少短くなったように思います。

Facebookのアプリ審査の問題点

一方で、審査には相変わらず問題が多く、特に下記には困りました。

  • ウェブアプリ:ドメイン=1:1
    ウェブアプリ1つに許可されたドメインは1つです。
    例えば複数サーバーに別ドメインを割り当てている場合は、そのドメイン数分の審査が必要です。
    これに苦しめられた人は少ないでしょうが、まめわざはまさにこれのせいで不毛な時間を過ごしました。
  • 担当によって反応が違う
    上記の理由で同じアプリを同時並行して審査をしました。
    審査担当が異なるようで、即通過するケースと、不合格を繰り返すケースがありました。一貫性がなく運要素があります。
    尚、再審査を申請した場合は、過去審査人が担当になっている印象です。
  • Facebookページのテスト環境を用意できない
    今回はFacebookページ関連の審査を受けました。
    しかしテストユーザーがFacebookページを作成できないため、テスト環境を設けられません。
    「テストユーザーでこのように操作してください」という説明をしても審査担当が再現できないので、自らのアカウントでテストをした様子を撮影した動画が審査基準になると思われます。
  • 自分ではアプリ管理者としてしかテストできない
    自ら作成したアプリを自らのテストすると、アプリ管理者という特殊な立場でのテストとなります。
    Facebookは複数アカウントの作成を認めていませんので、ユーザー(第三者)の立場でテストをするには、いちいち他人に協力を求める必要があります。
    テストユーザーが作成できますが、Facebookページを作成できないので、Facebookページ関連のテストはできません。
2018/8/30