ドメインはどこで取得すればいい?おすすめサービス比較

独自ドメインをどこで取得したら良いか、という質問をいただくことがありますので、ここでドメイン管理会社(レジストラ)の比較をしてみます。

ドメイン管理会社の種類

日本人向け・日本語によるドメイン管理会社を以下まとめてみます。

シェアはGMOグループが圧倒的で、次点がスタードメインです。
ゴンベエドメインは取扱ドメインの種類が最多です。
FC2はドル決済がされる海外拠点の会社ですが、日本語でサービスが提供されており、料金が格安なので挙げました。

条件で決める

ドメイン(トップレベルドメイン)の種類で決める

.com・.jp・.co.jpなどよく見かけるドメインの他に、.tokyo・.okinawa・.club・.shopなど新しいドメインが利用できるようになりました。
このドットの後ろ側(=トップレベルドメイン)が人気なほど、競争率が上昇します。例えば、最も有名な.comは競争率が最も高いドメインです。
mamewaza.comは取得済みでも、mamewaza.tokyoは空いている、ということがありますので、ドメインを選ぶ際には、ドットの後ろ側のバリエーションについても検討しましょう。

さて、このドメインの種類ですが、あらゆるドメイン管理会社があらゆるドメインを扱っているわけではありません。
次表のようにドメインの種類によって扱う会社が絞られる場合があります。

.com
.jp
.co.jp
.tokyo
.okinawa
.club
.shop
.osaka.kyoto
お名前.com
ムームードメイン
バリュードメイン
(GMOグループ)
××
スタードメイン×××
osakaレジストリ株式会社×××
京都情報大学院大学×××
ゴンベエドメイン

.osakaや.kyotoのように、ドメインのメーカーのような立場の団体が販売するケースもあります。

料金に注意

ただし、下表の例のように、費用がバラバラで分かりづらいので注意が必要です。

ムームードメインでの費用(2018年5月時点、消費税を小数点以下切り下げで計算)
.work1,069 円
.works4,298 円

オプションサービスで決める

ドメイン管理会社では、格安・無料でホームページ用サーバー(ウェブサーバー)やメールサービスを提供しています。一部を以下に例示します。

ドメイン管理会社オプションの種類サービス名サービスの料金
スターサーバーホームページ用サーバースターサーバー無料
ムームードメインWordpress用サーバームームードメイン for WPホスティング6,480円/年
(500×12ヶ月+税)
メールサービスムームーメール648円/年
(600+税)
お名前.comメールサービスお名前メール540円/年
(500+税)
さくらインターネットメールサービスさくらのメールボックス1,029円/年

さくらのメールボックスを除くオプションは、提供しているドメイン管理会社で取得したドメインでのみ利用できます。
ドメイン料+ホームページ用サーバー、ドメイン料+メールの総額で安くなるようなら、これらのオプションを使う目的でドメイン管理会社を選ぶ方法もあります。
参考記事:ムームーメールとさくらのメールボックスの比較記事はこちら。

サーバー会社でセット購入する

サーバー会社が付属品としてドメインを販売するケースがあります。
セット購入することで、ドメインの設定が簡素化できたり、請求をまとめることができる場合は、大きなメリットとなります。
ただし、下記の例のようにドメイン専門店に比べて割高になる場合があります。

お名前.comとファストサーバの比較(2018年5月)
.com.jp.co.jp
お名前.com1,382円
(1,280+税)
3,067円
(2,840+税)
5,616円
(5,200+税)
ファストサーバ3,456円
(3,000+税)
7,344円
(6,800+税)
7,344円
(6,800+税)

料金で決める

上記した条件(サーバー・ドメイン種類・メールサービス)だけでドメイン管理会社が決まらない場合は、料金を比較して決めましょう。

更新・取得・移管時の料金

ドメインの料金表に、更新・取得・移管の費用が別々に設定されている場合があります。これらの費用は次の意味があります。

1年目の料金取得費用(取得した1年目に適用)
または
移管費用(移管した1年目に適用)
2年目の料金更新費用
・・・以下同

このように料金を分けるのは「取得・移管料金を安くして利用者を獲得する」という宣伝手法のためです。
通常はドメインは長期に渡って利用するため、目先の「取得」「移管」費用ではなく、「更新」費用を比較するのが適切です。

更新費用の比較(2018年5月)

税込み、円/年(ただし税別料金のみ記載されている場合は小数点以下切捨で消費税を計算)
.com.net.jp.co.jp.mobi
GMOお名前.com1,3821,5983,0675,6162,138
ムームードメイン1,5981,5983,2834,2982,138
バリュードメイン1,3821,5983,0674,0822,138
ゴンベエドメイン1,3821,5983,0675,6162,678
スタードメイン1,2741,3822,5483,9742,030
FC21,0801,1802,7803,9202,080

ご覧のように費用に着目すると、スタードメインとFC2がおすすめです。
ただし、FC2ドメインには次の注意点があります。

  • .mobiなど一部のドメインは移管出来ない
  • .jpなど一部のドメインはネームサーバーサービスが利用できない(DNSサーバーの指定は可能、.comなど利用できるドメインもあり)
  • ドル決済による料金変動がある

GMOグループについて

お名前.com、ムームードメイン、バリュードメインは運用実績の長いドメイン管理会社です。
かつてはライバルでしたが、買収によりいつの間にか同じGMOグループ傘下となっていました。
これにより、日本のドメイン管理会社としてのシェアは約9割(平成28年3月の総務省の資料)、世界のランキングでも10指に入る巨人です(ドメインの世界ランキング)。

GMOグループのメリット

GMOグループは、ドメインの種類の多さや、充実のオプションサービスが魅力です。
.tokyoのように取得できる管理会社が限られる場合は有力な選択肢となり、ムームーメール・お名前メールのように魅力あるオプションサービスが使いたい場合は唯一の選択肢となります。
価格的にも、他社よりも極端に高いわけではないので選びやすいと言えます。

GMOグループのデメリット

安さNo.1ではない

上記の表にあるように最安ではありません。
「ムームードメイン=安い」「バリュードメイン=安い」と考えていた方も、表を見て考えをあらためましょう。

売り方が上手なので要注意

GMOグループでは、以下のキャプチャのように「取得」費用(=1年目の費用)を全面に押し出すことで安さを演出しています。1年目が69円+税→2年目以降が4,980円+税という極端な例(.online)もあります。ドメインは複数年利用することが多いので、1年目の料金だけで決めるのは問題です。
また、税別表記であることが極めて小さく表記されているので注意が必要です。

2018年5月23日のお名前.comのトップページ残り○時間○分○秒の表示が変化します
2018年5月23日のお名前.comの料金表のページ「※別途消費税を申し受けます」が小さく表示されています
2018年5月23日のムームードメインのトップページ.onlineは初年69→次年以降4,980円+税
.siteは初年69→次年以降3,980円+税

GMOグループでは、アフィリエイト広告を利用しています。
ドメインを話題にしたブログ記事ではGMOグループを推していることが良くありますが、アフィリエイト広告によりライターが収益を得られることが影響していると思われますので、その点も注意が必要です。

値上げ傾向

GMOグループに限らず、ここ数年間でドメインの料金は値上がりしています。
しかし、GMOグループの値上げ幅は他よりも大きめです。

ムームードメインの値上げ歴(税別)
.com.jpco.jp
2014/5/1905→9202,839→2,8403,772→3,780
2015/2/17920→1,280----
2018/4/51,280→1,4802,840→3,0403,780→3,980

今年2018年にムームードメインの.comの料金が上がり、5月次点では据え置かれているお名前.comやバリュードメインもこれに続く可能性が懸念されます。

脱GMOグループを考える

ドメインは、管理会社を別の会社に変更することが可能です。
次の場合は、GMOグループから別のドメイン管理会社に乗り換えが可能です。

  • .com・.jpなど下表にあるドメインを利用している
  • ムームーメールなど、オプションサービスに依存していない

.tokyoのように取得できる管理会社が限られる場合も移転は可能です。
しかし、移転して費用が上昇する場合もあるので、ここでは取り扱っていません。

移転先

移転先としては、費用面から以下のFC2ドメイン・スタードメインが挙げられます。

税込み(税別表記しかない場合は、小数点以下繰下げで計算しています)
ドメインの種類GMOグループ移管先
管理会社年額管理会社年額下げ幅
.comお名前.com
バリュードメイン
1,382FC2ドメイン1,080302↓
ムームードメイン1,598518↓
.jpお名前.com
バリュードメイン
3,067スタードメイン2,548519↓
ムームードメイン3,283735↓
.co.jpお名前.com5,200スタードメイン*3,9741,226↓
バリュードメイン4,082108↓
ムームードメイン4,298324↓
.netお名前.com
ムームードメイン
1,598FC2ドメイン1,180418↓
バリュードメイン1,609429↓
.info
.org
お名前.com
バリュードメイン
1,598FC2ドメイン1,080518↓
ムームードメイン1,814734↓
.bizお名前.com
バリュードメイン
1,598FC2ドメイン1,280318↓
ムームードメイン1,706426↓
.mobiお名前.com
バリュードメイン
ムームードメイン
2,138スタードメイン2,030108↓

*) co.jpはFC2が3,920円と僅差で最安値ですが、.jpでネームサーバーサービスが使えないことから、.co.jpでも利用できないと思われます。そのためスタードメインを挙げました。
各料金は2018年5月のもので、今後は変動する可能性があります。また、転載ミスの可能性もありますので、必ずご自身でご確認ください。

移転の手順

移転の流れは、ざっくりと言うと次の2ステップに集約されます。

  • 移転先で移転申請をする
  • 現在の所有者(管理者)に承認メールが配信され、承認をすると移転完了

.jp(汎用jp、属性jp)以外の場合は、Authcodeが必要になります。以下、jpかどうかで手順を細かく見てみます。

移転の手順(.jp以外)

A社→B社に移転するとします。

  • A社の利用者用ページにログインします。
  • Whoisを確認します。Whoisに掲載されたメールアドレスに移転の承認メールが送信されるので、必ず受信できるメールアドレスを設定します(A社の利用者用ページ内で設定が可能です)。
    Whoisを代行公開にしている場合は、自社の情報に変更します。
  • A社の利用者用ページで、オースコード(Authcode)を取得します。
  • B社にユーザー登録します。
    B社の利用者用ページで、「ドメイン移転(移管・移設)」のメニューからドメイン名を入力し、Authcodeを入力して移転を申請します。
  • B社からドメイン移転の承認メールが、Whoisで登録したメールアドレスに届きます。
    メール内容に従って承認ページを開き、承認します。
  • A社から、ドメイン移転の承認メールが同じく届くので、こちらも承認します(この項目は省かれる可能性あり)。
  • 数時間~数日待ちます。

移転の手順(.jp、.co.jpなど)

jpドメインは、ドメインの管理者=指定事業者であり、ドメインの移転=指定事業者変更となります。
jp以外で必要だったAuthcodeがありません。

A社→B社に移転するとします。A社で登録した指定事業者をX、B者で登録した指定事業者をYとします。XとYはいずれも自社のことで、同内容となります。

  • A社の利用者用ページにログインします。
  • 指定事業者Xの情報を確認します。指定事業者Xの情報に登録されたメールアドレスに移転の承認メールが送信されるので、必ず受信できるメールアドレスを設定します(A社の利用者用ページ内で設定が可能です)。
    指定事業者が未登録の場合(指定事業者=ドメイン管理会社)は、指定事業者Xを登録します。
  • B社にユーザー登録します。
    指定事業者Yを登録します。
    B社の利用者用ページで、「ドメイン移転(移管・移設)」のメニューからドメイン名を入力し、指定事業者Yへの移転を申請します。
  • B社からドメイン移転の承認メールが、指定事業者Xのメールアドレスに届きます。
    メール内容に従って承認ページを開き、承認します。
  • 数時間~数日待ちます。

まとめ

  • .tokyoなどマイナードメインも検討する。
    マイナードメインが取得したい場合は、ドメイン管理会社が自動的に限られる。
    ただし、料金表をしっかり確認する。初年69円→次年以降4,980円+税のような値付けのドメインは避ける。
  • ドメイン管理会社のオプションサービス(特にムームーメールやお名前メールなど)を使いたい場合は、ドメイン管理会社が決まる。
  • サーバーが決まっている場合は、ついでにドメインも取ってしまう、という手もある(安くはない)。
  • 料金で決めるならスタードメインとFC2ドメインが安い。
  • 移転はそれほど難しくないので、2年目以降に経費削減のために移転するのも検討する。
2018/5/25