アクセス解析が成果測定・広告測定・CSVダウンロードに対応

2017年3月にご案内したアクセス解析に機能を追加しました。
ここでは、追加した機能の説明と使い方、設定方法について説明いたします。

成果測定

「ホームページの成果がわかりづらい」というご意見は頻繁にいただくご相談の1つです。
ホームページの目的は多岐にわたるため、その成果も多様で、中には計測が難しいケース(ホームページを見て来店、など)もあります。
そこで、下記のように成果とされ得る行動を絞り込み、成果を測定できるようにアクセス解析を改良しました。

成果対象のブロックと行動はじめのオン・オフ
問合せフォームで送信ボタン押下オン
注文フォームの送信ボタン押下オン
サロン予約フォームの送信ボタン押下オン
宿泊予約フォームの送信ボタン押下オン
お客様の声投稿フォームの送信ボタン押下オン
掲示板の投稿ボタン押下オン
ボタンブロックのボタン押下オフ
ファイルブロックのファイルダウンロードオフ
動画ブロックの動画再生オフ

成果測定をはじめる

上記のリストが成果測定の対象です。
このリストで「はじめのオン・オフ」がオンであれば、設定は不要です。自動で成果が計測され、アクセス解析の「成果」欄に結果が表示されます。
「はじめのオン・オフ」がオフのボタン・ファイル・動画ブロックの場合は、下記の設定が必要です。

ボタン押下・ファイルダウンロード・動画再生を成果対象に加える

ボタン・ファイル・動画の各ブロックを編集し、「成果」欄をチェックして保存します。

成果測定をやめる

各種フォームや掲示板は、はじめから成果測定の対象となります。
これらを除外する場合は、各ブロックを編集し、「成果測定から除外」をチェックして保存します。

また、ボタン押下・ファイルダウンロード・動画再生を除外する場合は、上記で説明した成果のチェックを外します。

成果を見る

アクセス解析の「成果」タブで成果を見れます。
「問い合わせフォームの送信」など成果対象の実行数・実行率の推移をブロックごとに折れ線グラフで表示します。
また、アクセス元別の回数・割合を円グラフで表示します。

目に見えない成果は測定対象外

電話による問い合わせや、来店による成約のように、計測ができない成果もあります。
ホームページの予算や継続等を検討される際は、目に見えない成果もご勘案の上でご判断をお願いいたします。

広告からのアクセス解析

Google AdwordsやYahoo!プロモーション広告に代表されるクリック課金型広告(PPC)に加え、バナー広告など別の媒体も一元的に比較・分析できる広告解析機能をご用意しました。
各PPCが提供するアクセス解析では出来ない横断的な分析ができるので、予算を増減すべきPPC・バナーを包括的に検討出来ます。
成果測定機能と連動しており、「どの広告メディアのどの広告が成果を出しているか」がひと目で分かります。
尚、本機能はビジネスプラン以上でのご利用を対象としています(2017年5月現在)。

広告計測のためのリンクの作り方

「広告」としてのアクセスをカウントする場合は、リンクのアドレスに次の「引数」を設定します。utm_term以外は必須で、utm_medium=cpcは固定値(変更不可)です。

引数引数の意味Google Adwordsの設定例Yahoo!プロモーション広告の設定例バナーなどの設定例
utm_mediumアクセス元の種別(広告かどうか)cpc(変更不可)
utm_source広告の大分類(広告提供者やサービス名)googleyahoobanner
utm_campaign広告の中分類(キャンペーン名など)キャンペーン名
(カスタムパラメータ利用可)
〇〇.com
サイト名
utm_content広告の小分類(広告ブループ名など)広告グループ名
(カスタムパラメータ利用可)
スカイスクレイパー
utm_term検索キーワード{keyword}--

ホームページアドレスの末尾に「?」+「&」区切りの「引数=値」を「?引数1=値1&引数2=値2&引数3=値3・・・」のように繋げ、下記のように設置します(上段が引数設置前、下段が引数設置後)。
http://example.com/

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=google&utm_campaign=キャンペーン名&utm_content=広告グループ名&utm_term={keyword}
(「キャンペーン名」「広告グループ名」は任意の文字列に、それぞれ差し替えてください)

広告からのアクセス解析の見方

アクセス解析の「広告」タブで、訪問数と成果数、設定した「source」「campaign」「content」「検索ワード(term)」別の訪問数と成果数を表示できます。
本機能はビジネスプラン以上でのみご利用いただけます(2017年5月現在)。

Google Adwordsの「最終ページURL」

Google Adwordsでは、広告の「最終ページ URL」に以下のように引数を付けたアドレスを設定します。

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=google&utm_campaign=キャンペーン名&utm_content=広告グループ名&utm_term={keyword}

{keyword}には自動で検索キーワードが挿入されるので、このままご利用いただけます。「キャンペーン名」「広告グループ名」は任意の文字列に、それぞれ差し替えてください。

Google Adwordsのカスタムパラメータを使って設定を効率化

Google Adwordsのカスタムパラメータを設定することで、utm_campaignとutm_contentをいちいち入力せずに管理することも可能です。

キャンペーンのカスタムパラメータは、「すべてのキャンペーン」の「設定」タブで「カスタムパラメータ」欄を直接押して設定できます(「カスタムパラメータ」が表示されていない場合は「表示項目」から要追加)。
左側の変数は自由に設定ができますが、ここでは単に「campaign」として変数名を「_campaign」としています(先頭に自動でアンダースコアが入ります)。
右側の値には各キャンペーン名を入れるのが適当です。

広告グループのカスタムパラメータは、左のキャンペーン名をクリックした際の「広告グループ」タブで「カスタムパラメータ」欄を直接押して設定できます(「カスタムパラメータ」が表示されていない場合は「表示項目」から要追加)。
左側の変数は自由に設定ができますが、ここでは単に「group」として変数名を「_group」としています(先頭に自動でアンダースコアが入ります)。
右側の値には各広告グループ名を入れるのが適当です。

以上の設定を行うことで、「最終ページ URL」に{_campaign}と{_group}(値が自動で挿入されます)が利用できるようになり、全ての広告の「最終ページ URL」に下記の同じURLが利用できます。

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=google&utm_campaign={_campaign}&utm_content={_group}&utm_term={keyword}

Yahoo!プロモーション広告の「最終リンク先URL」

Yahoo!プロモーション広告では、広告の「最終リンク先URL」に以下のように引数を付けたアドレスを設定します。

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=yahoo&utm_campaign=キャンペーン名&utm_content=広告グループ名&utm_term={keyword}

{keyword}には自動で検索キーワードが挿入されるので、このままご利用いただけます。「キャンペーン名」「広告グループ名」は任意の文字列に、それぞれ差し替えてください。

Yahoo!プロモーション広告のカスタムパラメータを使って設定を効率化

Yahoo!プロモーション広告のカスタムパラメータを設定することで、utm_campaignとutm_contentをいちいち入力せずに管理することも可能です。

キャンペーンのカスタムパラメータは、キャンペーン管理のトップページのキャンペーンの一覧でカスタムパラメータの箇所を直接クリックして設定できます(「カスタムパラメータ」が表示されていない場合は「表示▼」からから要追加)。
左側の変数は自由に設定ができますが、ここでは単に「campaign」として変数名を「_campaign」としています(先頭に自動でアンダースコアが入ります)。
右側の値には各キャンペーン名を入れるのが適当です。

広告グループのカスタムパラメータは、左のキャンペーン名をクリックし、「広告グループ」タブで広告グループ一覧を表示し、カスタムパラメータの箇所を直接クリックして設定できます(「カスタムパラメータ」が表示されていない場合は「表示▼」からから要追加)。
左側の変数は自由に設定ができますが、ここでは単に「group」として変数名を「_group」としています(先頭に自動でアンダースコアが入ります)。
右側の値には各広告グループ名を入れるのが適当です。

以上の設定を行うことで、「最終リンク先URL」に{_campaign}と{_group}(値が自動で挿入されます)が利用できるようになり、全ての広告の「最終リンク先URL」に下記の同じURLが利用できます。

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=yahoo&utm_campaign={_campaign}&utm_content={_group}&utm_term={keyword}

その他の広告の設定例

設定しなければ行けない引数は以下です。

  • utm_medium=cpc(固定値)
  • utm_source=〇〇(大分類)
  • utm_campaign=〇〇(中分類)
  • utm_content=〇〇(小分類)

これらがリンク元に含まれていれば、〇〇の値が何であれ、どこからのアクセスであれ、「広告からのアクセス」として扱われます。
例えば「〇〇.jp」というサイトにスマホ向けの300x50の広告を掲載している場合は

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=banner&utm_campaign=〇〇.jp&utm_content=スマホ300x50

のように作成できます。
例えば、「いろはメールマガジン」で「春のキャンペーン」の宣伝を打った場合は

http://example.com/?utm_medium=cpc&utm_source=mail&utm_campaign=いろはメールマガジン&utm_content=春のキャンペーン

のように作成できます。

リストの全件表示とCSVダウンロード

「検索からの訪問数ランキング」や「検索キーワード一覧」など、リスト形式で表示されるアクセスデータは、これまで最大30件のみを表示していました。
これをページ分けにより全件表示できるようになりました。

また、有料プランのユーザーの皆様向けに、CSVで全データをダウンロードする機能も実装しました。
各アクセス解析結果の右下の「CSVダウンロード」ボタンからご利用いただけます。
ダウンロードの対象は全データで、上記のようなリストはもとより、月次・年次PV数、アクセス元の割合などあらゆる指標をCSVでダウンロードできます。
資料作成や、Excelなどソフトを使った分析にご利用いただけます。

2017/5/12