AMP(Accelerated Mobile Pages)対応ページの提供終了

2023/1/12に、まめわざで利用できるAMP対応ページの提供を終了いたします。
終了の影響・理由とAMPの歴史について説明します。

AMP終了の流れと影響

現在AMPは、「その他の設定」でオン・オフを切り替えることが可能です。
2023/1/12以降はこのオン・オフの切替ができなくなり、全てのホームページがオフの状態となります。
利用者の方の操作は不要です。

AMP終了の影響

AMPの終了により、検索エンジン経由でのアクセスが増減することはありません。
AMPの優遇は2021年6月に終了しているため、検索順位にも影響はありません。

AMP対応ページは、まめわざでの編集時のページと一部が異なり、また更新内容が反映されるまでにタイムラグが生じます。
そのため、AMPをオンにしているまめわざ利用者の方から、「見た目が違う」「更新が反映されない」などのお問い合わせをいただくことがありました。
今後そのような混乱が減るメリットはございます。

AMPとは何だったのか

AMPは2015年10月にGoogleが発表した、モバイル向けの高速表示仕様です。
https://developers.google.com/amp?hl=ja
当時は、通信速度が遅く、スマホは今よりも低性能だったため、ホームページの表示に時間がかかることが多く不便でした。
そこで、Googleは高速表示を重要視し、速度を検索順位算定要素に加えました。その一環として発表された規格がAMPです。

AMPはホームページの仕組み(HTML・CSS・Javascriptなど)をそのまま利用していますが、高速表示のために利用できる機能を絞り込んで軽量化しています。
このAMPのルールに合致すれば、GoogleはAMP適合ホームページと認識し、Googleのサーバー上に複製データを置いて、高速表示を実現します。

AMPのメリットと広がり

AMPには主に次のような利点があり、導入サイトが広がりました。

  • 検索順位算定時に加点される
  • 検索結果にニュースなどのように画像付きで表示される可能性がある(カルーセル)
  • 検索結果にAMPのマーク付きで表示されて目立つ

まめわざとAMP

まめわざでは、2016年8月にAMP対応ホームページの作成に対応しました。
無料で利用できるホームページ管理システムとしては、かなり早い段階での導入であり、以降も珍しい存在でした。

AMP優遇の終了

Googleは2021年6月に、前述のAMPの優遇措置を終了しました。
検索順位算定に「ページエクスペリエンス」という基軸を設け、その一要素であるページ読込速度に特化したAMPは、これに吸収合併されたような印象です。
高速通信の普及や端末性能のアップなどで、AMP化をしなくてもページ読込速度を担保できる時代になったことが背景にあると思われます。

AMP提供終了

AMPは、ホームページで本来利用できる機能の一部が利用できないため、通常はAMP対応・非対応の両方を用意する必要があり、管理者・開発者の負担となっていました。
そのため、AMPの優遇が得られなくなった時点で、多くのホームページ・システムが開発負担減を目的にAMPの提供を終了しました。
まめわざは、遅ればせながら同じ理由で廃止を決定し、今回ご案内をするにいたりました。